2023年07月14日

令和5年 第27週 (7月3日~7月9日)

■県内概況■
 新型コロナウイルス感染症の定点当たり報告数は 10.53 で、前週に引き続き増加しています。
特に中和保健所管内西部地域と郡山保健所管内、吉野保健所管内の 3 地域で 10.0 を超えています。
これ以上の感染拡大を防ぐためにも基本的な感染対策の徹底をお願いします。
 ヘルパンギーナの定点当たり報告数は引き続き高い水準で推移しています。
年齢別では 1 歳から 4 歳までが多く、全体の 76%を占めています。
地域別では郡山保健所管内が 7.78 で先週の 5.11 から増加しています。
中和保健所管内西部地域は 7.83 で 5 週ぶりに減少しましたが、まだ多い状況なので注意が必要です。
ヘルパンギーナは発症後 4 週間程度は便からウイルスが排泄されるため、おむつ交換や排便のあとはしっかり手を洗いましょう。
 A 群溶連菌咽頭炎(A 群溶血性レンサ球菌咽頭炎)の報告数が増加しています。
特に中和保健所管内西部地域では、警報開始基準値の「8.0」を上回っています。
例年は春先から初夏にかけて多く見られる疾患ですが、今年はピークの時期が異なっているので注意してください。
A 群溶連菌咽頭炎はA 群溶血性レンサ球菌による上気道の感染症で、特に学童期の小児が最も多くかかる病気です。
感染者との濃厚接触をさけ、うがいや手洗いを行い、感染対策を心がけましょう。

■第27週のトピックス■
◆新型コロナウイルス感染症の直近の感染状況等(2023年7月7日現在)
(国立感染症研究所HP)
>>詳細はこちら

【奈良県感染症情報センター(奈良県保健研究センター)より参照】
(令和5年7月14日更新)