2022年09月23日

2022年第37週 (9月12日~ 9月18日)

■県内概況(新型コロナウイルス関係)■
 第 37 週の新型コロナウイルス新規感染者数は 6086 名と第 36 週の 8192 名より減少していますが依然として多い状況です。
気を緩めず、マスクの着用や換気などの基本的な感染対策に加え、検温など自身による健康状態の確認や、感染リスクの高い場所の利用や会食を避けることなど、自主的な感染予防行動の徹底をお願いいたします。

■県内概況(その他の感染症)■
 RS ウイルス感染症の報告が、北部地域と南部地域で増加しています。
体調の変化に注意し、手洗いうがいなどの感染予防対策に努めましょう。

■結核は昔の病気ではありません■
 9 月 24 日~30 日は「結核予防週間」です。
結核は、今でも年間 1 万人以上の新規患者が発生し、約 2千人が命を落としています。
結核患者に占める高齢者の割合が 3 分の 2 以上に上っています。
初期の症状はカゼと似ていますが、せき、痰(たん)、発熱(微熱)、倦怠感(体のだるさ)などの症状が長く続くのが特徴です。
2週間以上、症状が続くようなら、早めに医療機関を受診しましょう。

●高齢者だけの病気ではありません
・若いヒトの感染が増えています。
・専門学校や医療機関での集団感染が確認されています。
・BCG ワクチンの免疫効果は接種後 10~15 年が限界です。

●感染・重症化予防に
・普段から適度な運動、十分な睡眠、バランスのとれた食生活、タバコを吸わないなど、抵抗力を高めておくことが重要です。
・早期発見・早期治療開始で重症化防止と周囲への感染拡大を防ぐことができます。
・結核の定期健康診断(胸部レントゲン検査)を欠かさず受けましょう。
・結核になった場合、症状がなくなったからといって服薬をとめてはいけません。
・処方された薬は決められたとおりきちんと最後まで飲みましょう。
・小児の重症化予防には、BCG ワクチン(定期接種)が有効です。

参考:結核(BCG ワクチン) (厚生労働省 HP)
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公益財団法人結核予防会:
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■第37週のトピックス■
◆オミクロン株対応2価ワクチン接種のお知らせ(厚生労働省HP)
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◆L-HBs抗原を用いた新規HBワクチンによるワクチンエスケープ変異株の感染中和 (国立感染症研究所HP)
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【奈良県感染症情報センター(奈良県保健研究センター)より参照】
(2022年9月23日更新)